先日、シュタイナーの十二感覚の講座に参加してきました。

自分の読みたい詩を朗読する時間があったのですが、
私が朗読したのは、こちらの詩。

“Out beyond ideas of wrongdoing and rightdoing there is a field.
I’ll meet you there.”

悪行と善行という考えを超越した場所に野原がある。
そこであなたと会おう。

この詩はイスラム神秘主義(スーフィズム)の詩人、
ルーミのもので、私が彼の詩に初めて触れたのは、
カバリストである私の師匠が教えるクラスの中でした。

イメージワークのエクササイズとして、この詩が紹介されて
いたのですが、

カバラはユダヤの神秘主義なので、
なぜカラバではない神秘主義の詩が使われているのか

TVなどで見聞きするユダヤ教徒とイスラム教徒の
対立についてのニュースを見聞きしていた影響もあり、

初めてエクササイズに目を通した時は、
疑問に思いました。

実際にエクササイズをやってみたら、
すぐに納得しましたけどね。

目を閉じて、「悪行と善行という考えを超越したところにある
野原がある。そこであなたと会おう。」という言葉を聞く時、
あなたは誰と会っていますか?

師匠に、アフリカの北部にはカバリストやイスラム神秘主義、
古代キリスト教の学者など、様々な伝承を学ぶ人々がともに学び合う
学校があったと、後で聞きました。

どこかでテロが起こったり、戦争が起こりそうだという
きな臭いニュースを聞くたびに、私のドリーミングマインドは
これをやりなさいよ、とまるで平和の祈りを私に促すように、
顕在意識にこのエクササイズをポップアップさせて思い出させます。

今日は声に出してこの詩を読んだせいか、
当時、私がはじめてこのエクササイズに触れた時の
美しい体験とスクールを運営し始めた頃のフレッシュな感覚が
同時に思い出されました。

さて、

あなたはその悪行と善行を超越した野原で誰と会いますか?