6月頭に九州に行った時期に、
ちょうど播磨陰陽師の尾畑さんの
クラスがあったので、参加してきました♪
御式神内(こしきうち)という
古武術の初伝に参加したのですが、
アドバンスの方ばかりだったで、
通常よりもちょっと濃い内容となりました。
クラスの中で尾畑さんが「もののあわれ」
についてお話をされたのですが、
その内容がカバラにおける
天使の概念と似ているなと思いました。
尾畑さんは、「もののあわれ」を
こう説明されています。

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心の中にある「力の根源」とは……例えば、
「希望」とか、「感動」とか、
「恋する気持ち」とか、「夢見る気持ち」
と言った感情の中にあります。

これらの感情は……昔は、
「もののあわれ」と言う言葉の中に、
含まれていました。

この「もののあわれ」を、
辞書で引くと、

平安時代の文学をとらえる上での、
文学理念美的理念。
外界としての「もの」と感情としての
「あわれ」とが、一致する所に生じた、
調和的な情趣の世界をとらえて言う。
本居宣長が指摘し、その最高の達成が
源氏物語であるとした。

 ……と、あります。

ちょっと、説明の言葉が小難しくて……
すぐには、分かりませんが……
これは、ひとつは、
「しみじみとした味わい」のことです。

そして……心ひかれ、慕《したわ》わしく……
とても愛《いと》しいと言う、
気持ちのことでもあります。
このような感情が、心の中に湧いた時……
人は、ドキドキして……
不思議なほど、わくわくし……
そして、それらを望み、
求めるようになります。

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これを聞いた時、師匠でカバリストである
キャサリンが、
「天使とは、
 人々が光に向かおうとする意図のこと。」
と説明していたことを思い出しました。
天使と言うと、美しい人のような姿だけど、

白い翼があって、白い服を着て…、
という姿を想像される方多いと思うのですが、
私はこの「人々が光に向かう意図」と言うのが
とてもしっくりと来たのを覚えています。
「必ず光を選びなさい」
ワークショップやレッスンの中で、
師匠が生徒によく言う言葉です。